「私守ってどうするのよ。政宗をみんなで守らないと」
「お前がいなくなっては、俺の生きる意味を失う」
政宗に言われて言葉に詰まった。
ゆらゆらと燃える松明の明かりのせいで、顔が赤くなっているのが隠れていると思いたい。
「何言って…」
思わず上ずった声になる。
政宗の一言のせいで、鼓動がはちきれんばかりに早くなった。
「そのままの意味だ」
そう言うと、政宗は陣内に入ってきた足軽の一人に顔を向けた。
そのままの意味ってなによ…
二人が何を話しているのかはまったく頭に入ってこなかった。
ただ、政宗の言った言葉だけが、ずっと、頭の中でこだましていた。
「お前がいなくなっては、俺の生きる意味を失う」
政宗に言われて言葉に詰まった。
ゆらゆらと燃える松明の明かりのせいで、顔が赤くなっているのが隠れていると思いたい。
「何言って…」
思わず上ずった声になる。
政宗の一言のせいで、鼓動がはちきれんばかりに早くなった。
「そのままの意味だ」
そう言うと、政宗は陣内に入ってきた足軽の一人に顔を向けた。
そのままの意味ってなによ…
二人が何を話しているのかはまったく頭に入ってこなかった。
ただ、政宗の言った言葉だけが、ずっと、頭の中でこだましていた。


