そんな幸姫の心の中を見透かしたかのように、政宗はにやりと笑うと、幸姫をぐいっと自分の方へ引き寄せた。
「もう少しだけ我慢しろ」
低く甘い声で、ポツリと耳元で囁く。
幸姫は顔が真っ赤になる。
ど、どういう意味よっ!?
バッと耳を手で覆うと同時くらいに、小太郎がぐいっと幸姫を自分の方へと引き寄せた。
睨み付けてくる小太郎をみて、政宗はくくっと笑った。
「今から仕事か?」
幸姫は深呼吸をして、大きく波打つ心臓を落ち着かせながら頷いた。
「…昼迄に終わらせて俺のところにこい。話がある」
そう短く言うと、政宗はくるりと向きを変えて城の中へと歩きだす。
「あぁ…」
忘れていた、ともう一言だけ付け加えてきた。
「風魔も一緒に、な」
その一言に、幸姫と小太郎は、お互いに顔を見合わせた。
「もう少しだけ我慢しろ」
低く甘い声で、ポツリと耳元で囁く。
幸姫は顔が真っ赤になる。
ど、どういう意味よっ!?
バッと耳を手で覆うと同時くらいに、小太郎がぐいっと幸姫を自分の方へと引き寄せた。
睨み付けてくる小太郎をみて、政宗はくくっと笑った。
「今から仕事か?」
幸姫は深呼吸をして、大きく波打つ心臓を落ち着かせながら頷いた。
「…昼迄に終わらせて俺のところにこい。話がある」
そう短く言うと、政宗はくるりと向きを変えて城の中へと歩きだす。
「あぁ…」
忘れていた、ともう一言だけ付け加えてきた。
「風魔も一緒に、な」
その一言に、幸姫と小太郎は、お互いに顔を見合わせた。


