「幸姫、居るか?」
小太郎から尾張とその近辺の状況について一通り聞き終わったので、小田原で信長に会ったことを話そうとしていたところで、襖の奥から声がした。
「あ、はい」
返事をすると、少しだけ襖が開いた。中に幸姫と小太郎しかいないのを確認すると、少しだけ難しい顔をして、小十郎が中に入ってきた。
「お前に聞きたいことがあってな」
小十郎の表情から、あんまり良い話ではなさそうだと、幸姫は感じた。
「小田原での一件については、政宗様から伺った」
…一体どこまでをでしょうか。
一気に幸姫の表情が青く硬くなった。
小太郎から尾張とその近辺の状況について一通り聞き終わったので、小田原で信長に会ったことを話そうとしていたところで、襖の奥から声がした。
「あ、はい」
返事をすると、少しだけ襖が開いた。中に幸姫と小太郎しかいないのを確認すると、少しだけ難しい顔をして、小十郎が中に入ってきた。
「お前に聞きたいことがあってな」
小十郎の表情から、あんまり良い話ではなさそうだと、幸姫は感じた。
「小田原での一件については、政宗様から伺った」
…一体どこまでをでしょうか。
一気に幸姫の表情が青く硬くなった。


