「わからん。ただ、信長のやつは、玲子ではなく、幸姫として認識していた」
政宗の一言に、小十郎は踵を返す。
「直接本人に確認して」
「よい」
小十郎の言葉を、途中で遮った。
「なっ…なぜです!?」
驚いた表情で政宗を見つめ返す。
「少なくとも、幸姫の方は信長のことを知らないようだったからな」
「しかし!!」
納得がいかない、という表情の小十郎に、政宗は面倒くさそうに手をヒラヒラとふった。
「俺がいいと言ってるんだ」
その一言に、小十郎はぐっと言葉を飲み込んだ。
「あぁ、それから」
思い出したように政宗が言う。
「今日は気分がいい。愛姫のところへ行く」
「畏まりまして」
小十郎が小さく頭を下げると、政宗はそのまま部屋を出ていった。
幸姫をこれから戦に行くときには連れて行くならば、今のうちに小十郎達の機嫌もとっておかねばな。
くくっと笑いながら、政宗は廊下の奥へと消えていった。
政宗の一言に、小十郎は踵を返す。
「直接本人に確認して」
「よい」
小十郎の言葉を、途中で遮った。
「なっ…なぜです!?」
驚いた表情で政宗を見つめ返す。
「少なくとも、幸姫の方は信長のことを知らないようだったからな」
「しかし!!」
納得がいかない、という表情の小十郎に、政宗は面倒くさそうに手をヒラヒラとふった。
「俺がいいと言ってるんだ」
その一言に、小十郎はぐっと言葉を飲み込んだ。
「あぁ、それから」
思い出したように政宗が言う。
「今日は気分がいい。愛姫のところへ行く」
「畏まりまして」
小十郎が小さく頭を下げると、政宗はそのまま部屋を出ていった。
幸姫をこれから戦に行くときには連れて行くならば、今のうちに小十郎達の機嫌もとっておかねばな。
くくっと笑いながら、政宗は廊下の奥へと消えていった。


