微睡みの中から引き上げられて、うっすらと目を開けてみると、そこには政宗の姿があった。

まだはっきりとしない意識の中で、政宗の綺麗な片目が、自分をじっと見つめているのに気づく。

「…おはよ、政宗」

へらっと笑いながら言う。


…まだ、眠い。
てかきっと、まだ夢の…