あっつ…
ぱたぱたと手で仰ぐ幸姫。
ほんのりと頬は赤く染まってきていた。
飲むペースって大事なんだねー。
そんなことをふと思いながら、幸姫ははぁ、と吐いた自分の息が酒臭いことに気づく。
やだなー、もう。
この間のように、つらいという感覚がないのが幸いだった。
「ね、ちょっと風通していい?」
政宗の答えを待たずに、幸姫は外に面した襖を開けた。
「あー、涼しい」
すでに陽は落ち、月が夜空に浮かんでいた。
はぁ、と息をつき、涼んでいると、後ろからぎゅっといきなり抱きしめられた。
「ちょ…!?」
慌てて身をよじろうとすると、そこには月明かりに照らされた政宗の顔があった。
その綺麗な顔に、幸姫は思わず見惚れる。
ぱたぱたと手で仰ぐ幸姫。
ほんのりと頬は赤く染まってきていた。
飲むペースって大事なんだねー。
そんなことをふと思いながら、幸姫ははぁ、と吐いた自分の息が酒臭いことに気づく。
やだなー、もう。
この間のように、つらいという感覚がないのが幸いだった。
「ね、ちょっと風通していい?」
政宗の答えを待たずに、幸姫は外に面した襖を開けた。
「あー、涼しい」
すでに陽は落ち、月が夜空に浮かんでいた。
はぁ、と息をつき、涼んでいると、後ろからぎゅっといきなり抱きしめられた。
「ちょ…!?」
慌てて身をよじろうとすると、そこには月明かりに照らされた政宗の顔があった。
その綺麗な顔に、幸姫は思わず見惚れる。


