陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜

ぽてぽてと力無く歩く幸姫の後ろ姿には哀愁がただよっていた。


時間も遅いし、誰かに聞こうにも、泊まってる場所がわかんないし…


深いため息をついたその時だった。

「誰!?」

自分の後ろで、ジャリッと音がした。その瞬間、幸姫は振り返った。が、誰もいない。


…誰も、いない…?



「ぐっ…!?」


次の瞬間、首の付け根に電気が走ったかのような衝撃を受けた。


幸姫はそのまま、その場に倒れ込んだ。