佐助についてこいと言われ、そのスピードがあまりにも速いため、幸姫は小太郎におんぶしてもらい、その後を追っていた。
「こた、ごめん」
小さく謝る幸姫。
「気にするな」
こともなげに、息を乱すことなく、佐助の後について走っていく小太郎。
「しかし良かったのか?」
小太郎に言われて、幸姫は言葉に詰まる。
ついさっき会ったばっかりの、しかもそれこそいかにも怪しいですって感じの人なのに。
なんで私、この人は大丈夫って思ったんだろう。
じっと小太郎の前を走る佐助を見つめる。
さっきもあんなだし、パパの屋敷でも突然現れて、パパに怒られてたし。
ぶっちゃけ、大丈夫ではないかもしれない…
…でも。
「…たぶん」
大丈夫なんじゃないか。
そう、確信にも近い思いがあった。
「大丈夫だと思う」
「…分かった」
きっぱりと答える幸姫に、小太郎な短く答えた。
「こた、ごめん」
小さく謝る幸姫。
「気にするな」
こともなげに、息を乱すことなく、佐助の後について走っていく小太郎。
「しかし良かったのか?」
小太郎に言われて、幸姫は言葉に詰まる。
ついさっき会ったばっかりの、しかもそれこそいかにも怪しいですって感じの人なのに。
なんで私、この人は大丈夫って思ったんだろう。
じっと小太郎の前を走る佐助を見つめる。
さっきもあんなだし、パパの屋敷でも突然現れて、パパに怒られてたし。
ぶっちゃけ、大丈夫ではないかもしれない…
…でも。
「…たぶん」
大丈夫なんじゃないか。
そう、確信にも近い思いがあった。
「大丈夫だと思う」
「…分かった」
きっぱりと答える幸姫に、小太郎な短く答えた。


