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「あんた…あんたこのコンビニの店員じゃねぇかよ!!なに…店のゴミ漁ってんだよ…!」


高校生は、目を見開き、軽蔑の眼差しで俺に言い放った。

そして、後ろにいる女性を振り返り、もう一度俺に怒鳴り付ける。



「お客さんが怖がって外出れねーんだよ…!あんた…あんた一体何やってんだ…?」


眉をひそめる少年の声は、呆れと嫌悪を十分過ぎるくらいに含んでいた。

ふと少年からその後ろの女性に視線を移せば、女性はビクッと身体を震わせ、鞄に握り締めて一気に外へと飛び出して行った。



少年は、駆け出した女性からゆっくり俺に目を向けると、苦い顔で溜息をついて言葉を零す。


「…ったく…ゴミん中の食いモン漁るんなら別の店でやってくれよな…」


食い…モン…?



「その日暮らしの人は大変だよね~」


面倒をかけられた腹いせとでもいうように、少年は顔をピクピクと引き攣らせながら次々と軽蔑の言葉を落とした。




「ククク…ッ」


愚かなヤツ。

少年の言葉が

おかしくて仕方なかった。