―昼休み―


「亮くんいますか?」


そうたずねる私。


「あっ、愛ちゃん!!あー…亮ならまた…」


気まずそうに返事をしてくれるのは、亮くんの友達の、佐々木隼人くん。


隼人くんの顔を見て分かった。


亮は、また女の子に呼びだされたんだ。


「また、ですか…。」


たぶん今、私ヒドイ顔してるんだろうな。