車を降りるとすぐリビング
へと呼び出される。


そして父・母、あたし・俊哉
がそれぞれ向かい合うように
テーブルについた。


「晴佳が母さん達と一緒なんて珍しいね。で、話って何なの?」


父親がゆっくり口を開いた

「…晴佳には、3日後この家を出て行ってもらう。」

『…え?』


「さっき行ったとこがあるだろ?あそこにお前を引き取ってもらうことにした。」

『…な、何で?』

「勉強もだめ、スポーツもだめ、おまけに中学は公立。冗談じゃないわ!私達は完璧な子しか望ましいの。俊哉みたいなね。」

「母さんっ!言い過ぎだよ」

『……。』

「俊哉は黙っていなさい」


信じられない展開にあたし
の頭は真っ白になった