『………何?』

少しだけドアを開けた


「もう、昼だろ?父さんは仕事だし母さんも出掛けていないから一緒にメシでも食おーぜ」

『………何で?』

「何でって…、せっかくお兄様が誘ってやってるのに断るか普通?」

『もうじきあたし達兄妹じゃなくなるんだよ。俊哉1人で食べたらいいじゃん。じゃあね…』

ドアを閉めようとした。

「ちょ…お前っ、いいから下降りるぞ」

そう言って俊哉はあたしの
手を引っ張り結局下に降り
ることとなった