「あ、来た。」


「うん、来たよ。」


「俺に会いたかった??」


「そうじゃないよ。眠たかっただけ。」



ぶっきらぼうに言った。



「素直じゃないな。」



そうやってからかって…

あたしが布団を指でいじくっていると、リンが予想外なことを言い始めた。



「今日、ドライブ行かない?」


「はぁ!?」


「ほら、行くよ?」



えぇ!?

あたしの腕をグイッと引っ張って、ベッドから降ろす。

ちょっと、てか免許持ってんの??