運命~★おまけ★~

「お前さ、ほんとにわかんねぇの?」






美樹は首をかしげて俺を見た。






わかってねぇな・・・・・・。








「じゃぁ、いいよ。俺、今日帰るな」







俺はそういってカバンを持って立ち上がった。








「ちょっと待ってよ!意味わかんない。ちゃんと言ってよ」






美樹に腕をつかまれた。







「・・・・・俺は、お前が好きだ」







俺は美樹の顔を見ずにそういった。







「・・・・・・え」







美樹はそういって手の力を弱めた。






俺はゆっくりとドアを開けて図書室を出た。