「じゃあ〜私
部活行ってくるねっ。

遅くなりそうだから
先帰ってて!!」


『え、待ってるよー?』


「今日波音部活ないんでしょ?
そんなに待ってなくて
いいって!!」


『部活は休みだけど、
数学でわかんないとこ
先生に聞きに行くしっ、

菜摘ちゃんいなきゃ
私一人だもん〜、
待ってるよ!!』


「んー…;

じゃあ、先帰りたかったら
帰っていいからね!!」


『はーいっ』


「じゃあ、行ってくるね!!」


『行ってらっしゃ〜いっ』




菜摘ちゃんは
大きく手を振りながら
走って行った。