先輩を信じる…。そう決めたのに…。
次の日の放課後。いつも様に、先輩と並んで校門を後にしようとした時。
校門の前に生徒達が集まっていて、なんだか騒がしい。
「何かあったのかな」って先輩と話しながら歩いていると
「直哉!」
囲まれた人混みの中。透き通るような声で、ドキンとするような笑顔で笑いながら
先輩に手を振る…優花先輩がそこにいた。
「優花…」
突然の出来事で、先輩も驚いている表情で、優花先輩を見ていた。
「直哉!会いたかった!」
優花先輩は、綺麗な髪を靡かせて、駆け寄ると…あたしの目の前を通り過ぎて
先輩に…抱きついた…。

