君にハートを盗まれた。


「悪かった…。ごめん」


「うぅん。あたしこそ…変な事、言っちゃってごめんなさい…」



「イヤ。俺が、ちゃんと最初っから言えば良かったんだよ」


「えっ?」



「俺、確かに一瞬動揺した。なんで優花が雑誌に載ってんのかって」


ズキン…


「優花…日本にいるのか?って…」



ズキン…先輩の口から優花先輩の名前を聞くだけで胸が痛いや…。



「だけど…もう優花の事は過去の事だ。今は、ヒカリだけしか好きじゃない」


「先輩…」



「言っただろう?優花の事は好きじゃない。ヒカリだけを好きなんだって」



先輩…本当に?



「だから…二度とあんな事言うなよな。信じられてないって、ショックなんだからな」


あたしの頭を軽くポンポンと叩いてニカッと笑う笑顔は、いつもの先輩の笑顔。


「うん」



あたしは、先輩は信じる。そう決めたじゃない。

だから、信じよう。

これから先、何が起きても。あたしは先輩を信じる。