君にハートを盗まれた。


「お前…マジで言ってんのか?」


気づいたら、先輩があたしの両肩をキツク握りしめていた。


「お前…マジで言ってんのかって聞いてんだよ」



怖い…先輩が、怖い。初めてそう思った。



「ごめん…なさい…」


怖くて、先輩の瞳が凄く怖くて…俯いていると


「ごめん…悪かった…」



肩を握りしめていた先輩の力が抜けて

「痛かったか?ごめんな」と、優しく撫でた。



ブンブンと顔を横に振ると「ごめん…不安にさせて」と切ない瞳であたしを見つめた。