君にハートを盗まれた。


「先輩…やっぱり気になるんでしょう?優花先輩のこと。気になるから…黙ってたんでしょう?」

ヤダ…あたし、なに言ってんの?


これ以上言ったらダメだって分かってるのに…止まらないや…。



「先輩は…やっぱり…優花先輩に未練があるんだ。だから…あたしになんでもないって嘘ついたんだ…」


違う…そうじゃない。そんな事を言いたいんじゃない。


先輩が、なんでもないって言ったのは、あたしに心配かけたくないからだ。


あたしが、今の先輩の彼女だから。


あたしに心配かけたくないから…不安にさせたくないから

嘘ついたんだ。



そんな事…先輩を好きなあたしが一番分かってる…。


だけど…先輩が優花先輩を見つめた瞳が頭から離れなくて…不安になって…



「先輩は、やっぱり…優花先輩の事を忘れられないんだ…!!」

「お前…なに言ってんだよ?」


不安で押しつぶされそうで…言ってはいけない事を言ってしまったよ…。