『あのね、

中学生の時、好きな人がいたの。


その人に片思いしてて、真面目ででもスポーツとかできていつの間にか目が離せなくなってた。


話したりとかしていくうちに、友達と大人数で遊んだりするようになって。

告白しようって思って…2人で遊ぶ約束をしたの。』




『うん、』



中沢は親身になって聞いてくれている。


『その日は雷が鳴るくらいの雨で、外じゃ濡れちゃうからってその人の家に行って、告白した。

そしたら、“俺も好き”って言ってくれたの。


でもね…

その時に…。』