PRINCESS & PRINCE !!



久々にあたしに向けられた海斗の声。



素直に

喜びたかった。




『お幸せに…。』


本当は
そんなこと
言いたくない。


だけど

そう言って
逃げようとした。




グッ…


海斗は

あたしの腕を
掴んでそれを止めた。