公園のブランコに斉藤はいた

「斉藤!!」


斉藤は
小さい洞窟みたいな遊具に
逃げ込もうとした


がしっ


「ぉぃ」

「なんで・・・」

「勝手にストーカーしといて
かってにやめるってなんだょ」

「捺にとってぅちは
邪魔なだけだから

もう しないよ・・・

よかった・・・ね」


「なくなよ」

「やさしくしないでっ
すきなのやめようとしてるんだからっ」


「やめなくていいよ

お弁当恥ずかしかったからさ

けどうれしかった」



「うっうぇヒックぁ」

「まぁ
おんなにも飽きてきたし
付き合ってやってもいいよ」

「えっ?!

やった!!!!

捺だいすき」


「どぉも」

さっきの涙は
どこえやら