「ってことは…てことはさ？
ここにいるお嬢様方も一番下の頃が
あったってわけ？」





で、みんなきれいなバラ階級に
登りつめたと…


いうことでは？？





　　　　　　　　　　　・
「ええ…まあ大体の方々は、ですね」




大体の方々“は”？



なに“は”って。。





「違う人も…いるわけですか…」





まさか、お金をまわして…とか？




「まあ…可哀想だからっていう理由で
多少最初から階級を上げるっていうのがあるみたいですが」





田代は少し困ったように眉を曲げながら
言った。