本と階段



昼間頃だっただろうか、わたしは日頃のストレス発散兼、家にいても暇だからって言う理由で電車を使って3、4駅離れた場所に来ていた。


休日の街中とは言えないようなくらい人がいなかった気がする


わたしの周りを歩いている人たちはみんな違う物を見ているようなそんな時にわたしは角に曲がろうとしたら、躓いた


ハイヒールだったからいけなかったのかそれとも運が悪かったのか角を曲がった途端に子供たちが飛び出して来たんだ


「いたっ、あっ、お姉さんごめんなさい」


「何やってんだよ、タケル!すいません!」



『大丈夫』



「ほら、立てるか?」


「うん…、」


「タケルは強いから泣かないよな?」


「うん、ぼくもうお兄さんだから泣かないよ…」


「うん、じゃぁ、行こう?」


二人は最後にわたしにお辞儀をして歩いて行った



『ここら辺の子供って…ちゃんとしてんだな…』



そんな発言をしてから自分がちょっと年寄り臭いことを言ってしまったと後悔した。


わたしは身長のせいか、性格のせいかわからないが近所の子供からよく



「おばさん、オバサン」言われて近所の子供を追いかけ回していた



勿論、子供とのじゃれる合として今も思っていて楽しかったから良いのだ。