「愛、忘レナイデネ 僕ノコト」 「‥忘れないよ レインのコトは絶対忘れないよ!!」 「アリガトウ、愛 バイバイ ‥‥‥」 この時、レインは初めて英語を喋った。 ケド、私には早過ぎて聞き取れなかったケド‥ 「バイバイ、レイン」 最初で最後のキスは、甘くて切ないものだった。 「愛してる」 そぅ呟いて、レインは雨の中、歩いて行った。 引き止めたい。 そぅ思いながらも、レインを引き止めなかったのは‥ 最後の私の強がり。