「死ンジャウ、僕」
「な‥んで?」
レインは静かに、話し出した。
「生マレツキ、重イ病気持ッテル
ソレ治スタメ、日本来タ
ケド、先生無理ッテ言ッタ
延命医療続ケタ、僕生キタカッタ
デモ、ソレモ限界来タ‥」
ねぇ、嘘‥だよね?
「愛、僕イナクナルンダヨ」
「レイン?」
「嫌ダヨ、怖イヨ‥」
「レイン、嘘だよね?」
「嘘違ウ
ダカラ今日、特別ニ先生ニ許可モラッタ
愛、会イタカッタカラ‥」
「レイン‥」
繋がった。
レインが病院にいたコト。
出会いと別れは必ずあると言っていたコト。
「愛ニ、伝エタイ事アルヨ」
「ん?」
優しげに笑ったレイン。
その笑顔がもぅ見れなくなるとは思えないんだ。



