思いもしなかった恋

「真希、放課後私のところに来てって言っといたから。」

「えっ!?ってことはここの教室だよね・・・。」

「うん。どしたの?」

「私も貴良くんにここに来てって言っちゃったよ!?」

「えー!?」

「どうする?」

「とりあえず、電――――」

「わー!!!!!」

見事にチャイムがなってしまった。

私達は席に着いた。

どうしよう。真希はいいけど龍人がいるのは耐えられないよね。・・・・これが終わったら放課後じゃん!!!ヤバイ!!!

「真希!」

小声で隣にいる真希を呼んだ。

「?」

「どうする?」

真希は紙に何かを書いている。

その紙を私のところにとばしてきた。

それを見てみると

【授業終わったら、電話しよ!】

とキレイな字で書かれていた。

私は真希にOKサインを出した。