「凛!凛!凛ー!」

パパとママが私を呼んでる。

狂った様に泣き叫び私の名前を呼んでいる。


なんで……!?


体が重い、瞼が重い。

私どしたんだろ?何故寝てんだろ?何でパパもママも泣いてるんだろ……?

私は重く曇った頭で必死に考えた。


あっ、美咲っ……

美咲を殺し…?美咲を殺そうとして……

ナイフを突き出し……た?
美咲どうなったんだろう……


ママが私にしがみつき泣き叫んでいる。

「凛!凛!死なないで凛!凛!目を開けて凛!お願い!凛!」

私は重い瞼を頑張って開けた。