「さて次は三階へ参りましょう」

私達は、またエレベーターに乗り込み三階へ上がって行った。

三階にはテレビ?の様な物が数え切れない程置かれてあった。

「此処では、こちらへ来られた方が愛しておられる家族や恋人、友人などの姿を最後にもう一度だけ見る事が出来る装置を設置しております」

「そ、そんなの有るんだぁ」

そういえば、あちこちで画面にかじり付く様にして涙を流している人達が居る。

「お二人も見てみますか?」

「えっ!?私達も見れるの!?」

「はい。
こちらへどうぞ」