私達は二人で“あの世留学”する事になった。

天使爺さんは美咲に自分は天界の天使長の田中だと改めて挨拶をした。

「皆には田中天長と呼ばれております」

と、どうしてもそう呼んで欲しそうにしているので、そう呼んであげる事にした。

まずは、一階。

美咲もその異様な光景に驚き口をぽかんと開けたまま田中天長の説明を聞いている。

「此処で弾き出された平均評価星数によって、その方に行っていただく階が決定します。

★星五つだった方は即屋上の天国へ送られるのです。

★星が付かなかった方は即地下の地獄へ送られ、そこで罰を受けていただきます」