チリリーン


「あ、いらっしゃいませー…って、しゅ、駿くんっ!!」


「よっ♪」



私と駿くんはあれからずっと仲良くやっている。


ラブラブ…と言ってもええと思う。



「カレーパン。ある?」

「うん♪あるで。駿くんほんまカレーパン好きよなぁ」


「だってここのカレーパン、めっちゃ美味しいねんもん」


確かにカレーパンは一番人気のパンだった。


「嬉しいこと言ってくれるなぁ。よし、おまけしたろ♪」


いきなり店の奥から出てきた店長は、駿くんのトレイの上にメロンパンをのせた。


「うっわー!!さすが店長。太っ腹!!」


「ははは!!駿くんが来るとついなー」


…なんでか私より店長と仲良しな駿くん。