辺りはもう人のいる空間ではなかった。





聞こえるのは激しい風の音と波の叩きつける音






巨大なブリッジもゆっくりと揺れのたうっている。





灰色に塗りかためられた嵐の中のようだった。




だがその中でハンターは冷静だった。



(これは俺にとって最後の闘いになるだろう・・・)




ハンターの幾百年の戦歴からくる経験が、これから始まる壮絶な死闘を告げている。






(タイタンブレードの最終段階まで使うのは初めてだな・・・)






彼はある辺境の星で¨神¨に出合い、これ、を託された。





(死神だったのかもな)




ハンターは苦笑いした。







ハンターはタイタンブレードをイメージした。



来た。



ハンターの右手に何かを握っている感触が発生した。



「久しぶりだな、相棒」
ハンターはそれに言った。