果てしなくコクーンは地平線まで延びていた。





幾千億の肉体がこの超巨大栽培コロニーに眠っているのだった。





「ここのは医療用だぜ、ハンターよ」


母船のクルーの一人らしい者からの無線だった。



「命を奪って命を繋ぐのはただの不毛な殺人だ、滅するのみ。」



「だからもうここのコロニーの3万人はおめぇひとりで皆殺ししたじゃねーか」


「心なき狂人達の事などどうでもいい」


「おい、ま、まさか」