しばらくすると、先生が入ってきた。 「おらっ早く座れ―」 全員が座るのを確認すると、先生は話し始めた。 「3年1組の担任になった永島だ。 おまえたちとは三年目だな。 言うことは特にない。 ただ、わかってるとは思うが、受験生としての1年は勉強が中心だ。 ひとりひとりが自覚をするように。 以上、今日はこのまま解散。」