【完】この関係は?恋人?『男子校×女子校』

寝ていないせいなのか…すごいテンションで最後の花火までいた。


駐車場に向かい、車に乗り込むと、葵くんは大きなあくびをした。



「さすがに今から運転は…俺、居眠りしそうでやばい」




そうだよね…きついよね…


「私、電車で帰ろうか…?」



葵くんは驚いた顔で私を見た。



「何言ってんだよ。

ホテル泊まるぞ。早くベルトしろ」


葵くんは車を走らせた。




ほ…ホテル???




え!えぇ−−−!!





それって一緒に?


ちょっと待って…


普通に考えると………



飲み会で酔い潰れた女をお持ち帰りしているって事じゃない?



「ちょっと!

ホテルって……


困る…!!」




葵くんはアハハっと笑った。


「襲ったりしねぇよ。安心しろ。

俺、爆睡すると思うし」





車はランドから少し離れた綺麗なホテルの中に入って行った。




フロントに行くと、葵くんは慣れたように手続きをし、私について来るように手招きした。




綺麗なホテル…




ホテルの人に通された部屋はドデカイ部屋だった。




「こんな…広っ…


高いんじゃないの…?」



葵くんは鍵や財布を机に置いた。



「気にすんなよ。この部屋しか空いてないんだから。

あ…先、風呂入れよ」




急に私は顔に火がついたように熱くなった。


「いいよ…私は後で」


私はソファーに腰掛けた。



「んじゃ、俺入るな」



そう言って葵くんはお風呂へ行ってしまった。



このソファー、フカフカで気持ちぃ…




う〜〜ん疲れた。。。





あ………眠い………




……………………