メールをしても、電話をしても全く繋がらなくなってしまった。



学校も違うし、私は葵くんの家も知らない。


葵くんの学校に行って待つ勇気もない。


“一人にしてくれ”って言ってたから…

私が追い掛けたら嫌かもしれないし…



なんで…


なんでこんな事になっちゃったんだろう…





休み時間、机に俯せになっていたら泣けてきた。



「すい?どした?」



顔をあげると菜々美が前の席に座っていた。


菜々美も目が腫れていた。

泣いたの………?


「私さ…隼人と別れた」




風間くんと…別れた?



まさか私が原因じゃ……



「なんで………?」



「わかんないけど、別れようって言われた。


私…悲しかったけどなんか正直スッキリした」



そうか………





「すいは?桐谷くんと喧嘩でもした?」


喧嘩か………



「喧嘩どころか…全く連絡がつかなくなっちゃった」


菜々美は足を組んだ。


「そうか…もう隼人ととも関係がなくなっちゃったし…情報が入らなくて…ごめんね」



「そんな…私がいけないんだよ…」





こんなにあっさりと



終わってしまうなんて…



思わなかった