++すい++



葵くんが…キスしながらベッドに押し倒してきた。


どうしよう…このまましちゃうのかな…



葵くんは私の胸を触ってきた。


「葵…くん…

このまま…しちゃうの?

私たち…」




唇を離されたすきに、葵くんにたずねた。



葵くんは…


私から離れた。



「あ…………

やめとこうな…」



葵くんは私のジャケットを閉じた。



葵くんはまた黙って雑誌を読み始めた。




私は複雑な気持ちでいた。


葵くんに抱かれたい気持ちと…


怖い気持ちと…





葵くんに“やめとこうな”と言われてホッとしている自分がいた。