++すい++


どうして私はダメなの…


あぁぁ−−…

なんかすごい嫉妬深い女みたいで自分が嫌になる。

こんなに自分が嫉妬深い女だと思わなかった。



あぁ…桐谷くん…困っている。



「あいつは関係ね−だろ。俺の部屋にいても、なんとも思わないし。

でもすいちゃんは違う…

なんていうか……違うんだよ。とにかく」



桐谷くんは頭をくしゃくしゃにかいた。

ワックスをつけていたせいか、髪型がえらいことになった。


くしゃくしゃになった髪型もなんだかかわいくて、私は吹き出して笑ってしまった。

私は桐谷くんの隣に座って、そっと髪型を直してあげた。



こうかな…



こう?

こんな感じ?



「桐谷くん…こっち向いて」



桐谷くんは眉間にシワを寄せてこっちを向いた。



あれ?怒ってる?




「ごめん…勝手に髪触っちゃって…ごめんね」


私は気まずくなって謝った。



「だから…


こういう事を俺の部屋でされたら
やばいんだよ!」


…やばい?



「何が?」




私は首を傾げた。




「言わせんな!

とにかく今日はダメなんだよ!


今度な!」



桐谷くんはバクバクハンバーガーを食べはじめた。