林の中に引きずられるように連れていかれた。



バシッ



私は顔を殴られた。


痛い…!!




暗闇の中で私に男が覆いかぶさってきた。



「すい…愛しているんだよ…俺以外みるなよ…」


に!西川くんだ!!



やだ…



やだ−−−−!!!!





西川くんは私の首に自分の唇をあててきた。




「やめ…て…やめて!」




西川君は私の制服のリボンを外し、


ブラウスのボタンを外し始めた。



「やめて!!や!!!



やめてよ!!!」


バタバタ暴れていても、

すごい力で押さえられていて


動けない。




いや…


助けて…桐谷くん…



私はブラウスを広げられた。



西川くんが顔をうずめた。


「ぎゃ−−−−!!!」






ドカッ!!!





「てめぇ!!

何してんだよ!!!」






西川くんを私から引き離し、

西川くんを殴った。



「消えろよ。

二度とすいの前に現れるな!!!
殺すぞ!!」




逃げて行く足音がした。




「大丈夫か…?」


暗闇の中、

私にジャケットをかけてくれた。


「桐谷…くん…

どうして……?」



「制服のジャケットを部屋に忘れてきた事を思い出したんだ。

家に戻ってお姉ちゃんに言ったら部屋に行けって言われて。


でもすいちゃんがいなかったからさ…

不思議に思いながら外に出たら…

すいちゃんの叫び声がしたんだ。



俺…


すげ−むかつく。



あいつ…すげ−むかつく!!!」