++葵++


すいちゃんが部屋に戻ってきた。


「もう…大丈夫だろ?

俺、帰るな」


すいちゃんは一瞬悲しそうな顔をした。


「そんな顔…すんなよ」



俺はたまらず、すいちゃんのほっぺを撫でた。





「また…明日も一緒に帰ってくれる?」


すいちゃんはまた涙目で俺を見上げた。


すいちゃんの上目遣いは、俺のいろんな部分のスイッチを入れやがる。


落ち着きたまえ!
葵くん!




「ふぅ…」

俺はちょっと深呼吸をした。



「これから毎日一緒に帰ろうな」


俺はすいちゃんの頭を撫でた。


すいちゃんは子犬のように嬉しがった。



可愛すぎじゃね−か!!




俺はチュッとほっぺにキスをした。




すいちゃんは真っ赤になった。