++すい++



“すいちゃん守りたいからさ”

今、桐谷くんそう言ったよね!

すごくうれしい!!


桐谷くん…顔はかわいい顔しているけど、


男らしいんだな…。


あ!手を繋がれた…


手が温かい。


男の子−って感じの手。




うれしすぎる。


本当に桐谷くんが彼氏になってくれたら…


こんなに素敵な人が彼氏になってくれたら…


今は夢心地だ…



そう思いながら、


改札を出た。


やっぱり今日もいた。


西川君。


「あいつだろ?」

桐谷くんが西川君を見た。


西川君が睨みながら近づいてきた。

「なんだ?てめ−? 」

西川君は、背の高い桐谷くんを見上げるように睨んだ。


「私の…彼氏!」


私は思い切って言った。



「はあ?すい。いつから彼氏ができたんだよ。


てか彼氏は俺だろ?

消えろよ。てめぇ。」




西川君は桐谷くんに詰め寄った。




「“すい”って軽々しく人の女を呼ぶな」



桐谷くんは真剣な顔で西川君に言った。



こんな時なのに、

いつもにこやかな桐谷くんが真剣な眼差しで話している姿を見て、胸キュンしてしまった///


カッコイイ/////



桐谷くんは長めの黒髪で知的なんだよな…///

カッコイイ///


ってこんな時に私は。。