次の日



「おはよ〜すい〜

桐谷くんとどうなった?」

菜々美が私の前に座った。


「うん。アドレス交換して、メールしたんだけど

返事がなかったんだ…」



「そうか…」


なんか菜々美に話していたら涙が出そうになった。


「菜々美は?
風間くんとはうまくいった?」


菜々美は口を尖らせて俯いた。

「どうかなぁ…まだちょっとよくわかんない。

でも仲良しになったよ。

メールもしたし。」


「そうか…

はぁ…なんか悩みばっかり。」


菜々美は除きこむように私を見た。

「悩みって何よ?

言ってごらん?」

私は菜々美にストーカーの話をした。




「なにそれ−!怖!!

危ないじゃん!!」


菜々美はびっくりしていた。

「私も怖いんだよ」


私は頬杖をついた。


「ねぇ、それ、桐谷くんに相談してみたら?」


「桐谷くんに?

いいよ〜なんか悪いから…」




菜々美はメールし始めた。

相手は絶対に風間君と思った。