ひさしぶりに弓道部のみんなとわいわい盛り上がって、最高の1日になった。 ちょっと席を外して、トイレから戻ろうとしたら、廊下にしいくんがいた。 「しいくん?」 「戸田先輩、ご卒業おめでとうございます。」 「ありがとう。色紙とかも。」 「いえ。あの…」 「浩太郎のこと?」 しいくんと、個人的な何かがあるとしたらそれしかあり得ない。