「急がないと、また走って終わりになっちゃう。」 「はる…。お前疲れてないの?俺なんかだいぶクタクタなのに。」 浩太郎と距離ができる代わりに、ゆーすけとはさらに仲良くなった。 ゆーすけも国公立らしくて、部活も授業もほとんど一緒だからね。 それを、しいくんがじっと見ているなんて、それに気がつけるほど頭は回ってなかった。