「進路…悩んでて。」 「あ-…進路な、進路。うん。 そりゃ、泣きもするわ。どうせ1人で悩んでたんだろ?」 「…うん。親は好きにしていいよって言ってて、けどクラスの女子はみんなあんまり真剣じゃなくて、さ。」 浩太郎は後輩で、やっぱり考え方は違って、同じ土俵にいないんだって思わされる。 今まで全然気にしたことなかったけど、やっぱり後輩だったの。 「年下だし、彼氏も頼りにならねーって感じだろ?」 どうして、ゆーすけは私の全部を分かっちゃうんだろう。