のろのろと、トーストをかじっているとピンポーンと家のチャイムがなった。
「はーい」
パタパタとお母さんが玄関に向かっていく。
ガチャ、と玄関のドアを開ける音がした。
「あら、おはよう朔夜君、奏夜君」
奏「おはよーございまーす」
朔「おはようございます、おばさん。紗雪は?」
「さっき起きたわ。いままだご飯食べてるの」
奏「ったく、あんの寝ぼすけめ」
朔「ま、いいじゃん?まだ時間はあるし」
「ふふ、ありがとうね、2人とも」
朔「どういたしまして」
奏「どうせついでだしな」
「あがって?紅茶でも淹れるわ」
