(5分経過)

「え?あのBONYと組むんですか??」

「そ、これで君にもちゃーんと給料払えます」

威張るよーに言うなよな。給料もう4ヶ月も払ってないくせに。えぇっ!?

私、きっとスゴイ表情してたんだろーな・・・

明らかに人生先生はビビった表情で、話しを続けた。

「理論上は完成したと思うんだな。それを検証する画期的なビデオカメラを作ります。3Dカメラなんかメじゃないサー!」

興奮するとこの男は沖縄出身の地が抑え切れずに少しだけ出る。しかし・・・

「先生、カメラ作るのとこの研究所のテーマと、どう結び付くんですか?」

ダークマター問題・・・

ダークマターとはいわゆる「暗黒物質」のことで、この宇宙空間には電気的な特性を持たず、光学的な観測が出来ない理論上の超極微粒子が存在するかもという話。

理論天体宇宙物理学の研究者たるもの、決して避けては通れない大問題ではある。

繰り返しちゃうけど、宇宙空間には見ることは出来ないけど、明らかに計算上は存在する物質とエネルギーがあるということ。

物質の方はダークマターと呼ばれ、エネルギーの方はダークエネルギーと呼ばれている。


詳しくはウィキで調べてねっ!この作品、短編だから詳しい解説できないのよねっ!