(翌々日の午前9時)

「DAY:A・Bカメ班、Night:C・Dカメ班、それぞれ2倍速でモニターチェックを開始します。

基本的に3時間分で一回休憩を入れます。

特に変化がなければ先送りも許可します。

ただ何らかの異常があった場合は、速やかに私、灰薔薇か、先生に伝えて下さい。

では開始!」

カメラの台数増加に伴い、会長命令で、BONY社内から口が堅くて有能な社員が選抜され、モニターとして選ばれた。

ただ、会長からこのカメラの概要は聞かされていたであろう社員たちではあったのだが・・・

「あーっ!」だの「うわっ!」だの「マジかよっ!」だの「キャーッ!」だのと、当然の反応が起こり、会長やハンちゃんみんなで顔を合わせて苦笑いした。

先生だけは新型フィルターの効果で解像度がグンと上がっちゃったからねぇと、一人意地悪くニヤニヤ笑いで楽しそうであったが・・・