結婚事情

タツヤのことをわかってたはずだったのに、わかってたつもりだったんだ。

おそらく、アユミもミユもタツヤも気付いていることを私だけが気付いていなかったんだね。

今のタツヤを選んではいけないって。

きっとそういうこと。


自分が情けなくて、横でうなだれているタツヤに言葉の一つすらかけられなかった。

きっと、今は「ごめんね」という言葉すらもタツヤを傷つけてしまうんだろう。

私は、タツヤの肩をそっと抱いた。

そして、タツヤと一緒に泣いた。