思わず足が止まる。
そして、ごくりとのどがなった。
自分でも信じられないくらいの鼓動。
このまま心臓が止まっちゃうんじゃないかしら?
どうする?
フロアにはほとんど人がいないから、今だったら少し話ができそう。
だけど、私が話して何が変わる?
タツヤに何を求めてる?
険しい表情でパソコンに向かっていたタツヤが、ふいにこちらに顔を向けた。
「あ。」
思わず声がこぼれる。
タツヤは軽く会釈をして、またパソコンに目を向けた。
む、無視?
私とは話したくない?
そうはさせないわよ。
このまま、一人勝手に会社辞めさせるなんて、絶対しない。
急に妙な気持ちに突き動かされて、タツヤの前までずかずかと歩み出た。
タツヤはもう一度顔を上げる。
「おはようございます。」
タツヤは少し笑った。
たった数日会わなかっただけなのに、顔色も悪く、頬もこけたように感じた。
思わず、その頼りない姿を抱きしめたくなる。
握り拳にぎゅっと力を込めた。
「少しいい?」
タツヤは真顔で言った。
「今は無理です。時間がなさすぎるから。」
そりゃそうだよね。
明日退職するんだもん、引き継ぐ仕事が山積みだもん。
わかってた。
だけど、最後にもう一度向き合いたかった。
この期に及んで。
そして、ごくりとのどがなった。
自分でも信じられないくらいの鼓動。
このまま心臓が止まっちゃうんじゃないかしら?
どうする?
フロアにはほとんど人がいないから、今だったら少し話ができそう。
だけど、私が話して何が変わる?
タツヤに何を求めてる?
険しい表情でパソコンに向かっていたタツヤが、ふいにこちらに顔を向けた。
「あ。」
思わず声がこぼれる。
タツヤは軽く会釈をして、またパソコンに目を向けた。
む、無視?
私とは話したくない?
そうはさせないわよ。
このまま、一人勝手に会社辞めさせるなんて、絶対しない。
急に妙な気持ちに突き動かされて、タツヤの前までずかずかと歩み出た。
タツヤはもう一度顔を上げる。
「おはようございます。」
タツヤは少し笑った。
たった数日会わなかっただけなのに、顔色も悪く、頬もこけたように感じた。
思わず、その頼りない姿を抱きしめたくなる。
握り拳にぎゅっと力を込めた。
「少しいい?」
タツヤは真顔で言った。
「今は無理です。時間がなさすぎるから。」
そりゃそうだよね。
明日退職するんだもん、引き継ぐ仕事が山積みだもん。
わかってた。
だけど、最後にもう一度向き合いたかった。
この期に及んで。



